2021年7月21日
一般社団法人ケアフィット推進機構

大正15年創業の老舗温泉旅館である親湯温泉様が「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」資格を取得されました

親湯温泉

長野県の茅野市と諏訪市で3店舗の旅館を経営する合資会社親湯温泉様(本社:長野県茅野市、代表取締役:柳澤幸輝)は、本館である蓼科親湯温泉が大正15年創業の老舗温泉旅館です。同社ではSDGs(持続可能な開発目標)の方針に賛同し、年齢や障害の有無に関わらず利用しやすい宿泊施設として、滞在中にベビーシッターを利用したお子様お預かりサービスのほか、お布団やベッドからの立ち上がりが困難なお客様向けの用具「たっちアップ」や、車いすの貸し出しなどのユニバーサルサービスの導入、手すりやスロープを設置してお部屋の中でも車いすをご利用いただけるユニバーサルデザイン客室の用意などを行っています。さらに、近年のユニバーサルデザインに対するニーズの高まりと、従業員の更なる理解とサービス向上のため、この度「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」の取得を決定しました。

親湯温泉

2021年7月6日、当機構が認定する、「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」に親湯温泉様全職員の4分の1にあたる28名が受講くださり、全員資格取得いたしました。旅のユニバーサルデザインアドバイザーはすべてのお客様の旅の目的をかなえることにより「障害の社会モデル」に基づいた共生社会の推進に貢献することを基本理念にして、高齢者や障害のある人への理解と接遇などユニバーサルデザインと旅との関連性を学ぶ資格です。

受講内容 専用公式テキストで自己学習の後
10:00〜12:00
座学講習 基本理念、障害の社会モデル、合理的配慮の理解
13:00〜15:00
実技講習 簡単な手話、白内障体験、車いす操作、視覚障害のある人の手引き等
15:00〜16:00
修了筆記試験
受講会場は、休館とした蓼科親湯温泉様にて実施いたしました。

旅のユニバーサルデザインの研究を専門とする東洋大学国際観光学部の竹内敏彦講師は、「宿泊産業に於いて、バリアフリールームやユニバーサルデザインルームとは、客室の構造(ハード)だけではなく、その運営、つまりサービスを提供してくれる主体者が誰か(ソフト)という要素を伝えることも重要だと考えられます。資格を取得することによって、『お客様のことを想う私たちが担当します』というメッセージを伝えることができます。これは素晴らしい効果だと考えられます」と述べています。

受講コメントは以下の通りです。

「障害の社会モデルを意識して、お客様への合理的配慮の提供を心がけていきたい」

「挨拶だけでも手話を使えるようになりたい。また不自由な思いをしている方の気持ちになって、お手伝いをしていきたい」

「障害のある方でもお手伝いが必要な時と、必要ではない時があると分かったので、勝手な決めつけをせずにご本人の気持ちを尊重した接し方をしていきたい」

「お客様の考えを尊重し、一緒に考え、お客様と対話をして寄り添っていきたい」

「全スタッフに学びの場を準備し、伝えることで、お客様が感じている障壁を取り除いていきたい」

親湯温泉様は残りの社員の方々にも受講をさせ、ブランドイメージを確立させていく方針です。
旅行業界や宿泊業界における更なる受講促進に期待がかかります。

旅行業界における更なる受講促進に期待がかかります。

親湯温泉

本リリースの問い合わせ先
一般社団法人ケアフィット推進機構
 03(6261)2339
 代表 冨樫正義
合資会社親湯温泉
 0266(67)2020
 広報担当 今井さおり

資格に関するお問合せ

旅のユニバーサルデザインアドバイザー資格に関するお問い合わせは下記から承ります。

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